自動SSHログインマクロ(Tera Term用)

  • 概要
    よくあるサーバー(UNIX)SSHログインツールです。(Tera Termマクロ)
    あらかじめ登録したサーバーへのssh接続が2クリックで行えます。
    2段階ログインや踏み台サーバー経由でのssh接続に対応しています。
    文字色を選択できるようにしてます。作業しているサーバーの識別がしやすくなるので、事故が起きづらくなるんじゃないでしょうか。
    ※設定ファイルにパスワード直書きなので、扱いにはご注意ください。厳しいプロジェクトだと、こういったパスワード直書きでの利用は禁止されているところもありそうなので。
    ※2段階認証がうまくいかない時があったので、ちょっと改善しました(2024/03/23)

    ダウンロード

  • 使い方
    zipファイル解凍後、autoLogin.iniに接続したいサーバーの設定を記載(テキストエディタで編集)して保存したら、autoLogin.ttl を実行します。

    (autoLogin.ttlを実行すると接続先選択ダイアログが表示されます)

    (サーバーを選択して「はい」をクリックするとログインします)

  • autoLogin.ini 設定方法
    • 通常ログイン

      ix=ix+1
      hostname[ix] = '通常ログイン'
      hostip[ix] = '192.168.1.10'
      portno[ix] = '22'
      sshver[ix] = '2'
      userid[ix] = 'user_1'
      passwd[ix] = 'password1'
      inicommand[ix] = ''
      colorfile[ix] = 'bg-black_fg-white_1.ini'
      passphrase[ix] = 'パスワード:'
      ;-- ログ出力有無
      logging[ix] = '0'
      ;-- 2段階ログイン(1段階目ユーザー)
      userid2[ix] = ''
      passwd2[ix] = ''
      ;-- 踏み台
      stephostip[ix] = ''
      stepportno[ix] = ''
      stepuserid[ix] = ''
      steppasswd[ix] = ''
      steppassphrase[ix] = ''
    • 2段階ログイン

      ix=ix+1
      hostname[ix] = '2段階ログイン'
      hostip[ix] = '192.168.1.10'
      portno[ix] = '22'
      sshver[ix] = '2'
      userid[ix] = 'user_2'
      passwd[ix] = 'password2'
      inicommand[ix] = ''
      colorfile[ix] = 'bg-black_fg-white_1.ini'
      passphrase[ix] = 'パスワード:'
      ;-- ログ出力有無
      logging[ix] = '0'
      ;-- 2段階ログイン(1段階目ユーザー)
      userid2[ix] = 'user_1'
      passwd2[ix] = 'password1'
      ;-- 踏み台
      stephostip[ix] = ''
      stepportno[ix] = ''
      stepuserid[ix] = ''
      steppasswd[ix] = ''
      steppassphrase[ix] = ''
    • 踏み台ログイン

      ix=ix+1
      hostname[ix] = '踏み台ログイン'
      hostip[ix] = '192.168.1.20'
      portno[ix] = '22'
      sshver[ix] = '2'
      userid[ix] = 'user_2'
      passwd[ix] = 'password2'
      inicommand[ix] = ''
      colorfile[ix] = 'bg-black_fg-white_1.ini'
      passphrase[ix] = 'パスワード:'
      ;-- ログ出力有無
      logging[ix] = '0'
      ;-- 2段階ログイン(1段階目ユーザー)
      userid2[ix] = ''
      passwd2[ix] = ''
      ;-- 踏み台
      stephostip[ix] = '192.168.1.10'
      stepportno[ix] = ''
      stepuserid[ix] = 'user_1'
      steppasswd[ix] = 'password1'
      steppassphrase[ix] = ''
    • 踏み台+2段階ログイン

      ix=ix+1
      hostname[ix] = '踏み台+2段階ログイン'
      hostip[ix] = '192.168.1.20'
      portno[ix] = '22'
      sshver[ix] = '2'
      userid[ix] = 'user_3'
      passwd[ix] = 'password3'
      inicommand[ix] = ''
      colorfile[ix] = 'bg-black_fg-white_1.ini'
      passphrase[ix] = 'パスワード:'
      ;-- ログ出力有無
      logging[ix] = '0'
      ;-- 2段階ログイン(1段階目ユーザー)
      userid2[ix] = 'user_2'
      passwd2[ix] = 'password2'
      ;-- 踏み台
      stephostip[ix] = '192.168.1.10'
      stepportno[ix] = ''
      stepuserid[ix] = 'user_1'
      steppasswd[ix] = 'password1'
      steppassphrase[ix] = ''
    • その他設定のいろは
      • 文字色指定
        コンソールの文字色を指定します。(=iniファイルの指定)

        colorfile[ix] = 'bg-black_fg-white_1.ini'
        

        ファイルの選択肢は、./autoLogin/color/フォルダ内のファイルを指定することになります。

        ①背景色 (“bg-black” なら背景色 黒)
        ②文字色 (“fg-blue” なら文字色 青)
        ③フォント: 1-ゴシック、2-明朝
        ※サーバー2台構成のシステムで「1号機はゴシック、2号機は明朝」みたいな指定をして判別しやすくしていました。DBサーバーは_fg-blue、Webサーバーは_fg_white、rootは_fg_orange、…みたいな文字色での判別などもいいかと思います。

      • パスフレーズの変更
        パスワード入力時の入力待ち文字を指定できます。

        passphrase[ix] = 'パスワード:'

        パスフレーズ文字は su コマンド入力するとわかります。

        基本言語が英語の場合だったりするとパスフレーズは”Password:”だったりするかもしれません

        passphrase[ix] = 'password:'
      • 操作ログ出力設定
        コンソールでの操作ログ(コマンド入力は表示内容)がログファイルに出力されるようになります。

        ;-- ログ出力有無
        logging[ix] = '1'

        出力ログファイルは./autoLogin/log/に出力されます。この設定を”1″にすると、ログイン時にログフォルダが開きます

      • 初期コマンド
        ログイン後に入力するコマンドを指定することができます。

        inicommand[ix] = 'date'